2014年の関東平野を襲った記録的大雪は今もなお鮮明に思い出すことが出来ます。1mを超える積雪量を記録し、交通機関はほぼストップし、道路もまともに走れませんでした。
そのような事態に陥ったときに火災保険は適用されるのか? 例を挙げて見てみましょう。
雪による被害でも火災保険が適用されることがある
加入している保険内容の確認を!
多くの住宅で雪災による被害が見受けられ、カーポートやテラスといったエクステリアは重みで潰れてしまった方も多くいたことでしょう。
この時期、多くの方が雪の被害で火災保険が利用できることを知ったのではないでしょうか。
当然、補償内容や保険会社によっては適用されたりされなかったりと結果は人それぞればらばらだったでしょう。
ご自身が今現在加入している保険がどの様な事例に対して補償がきくのか。十分把握しておくことも大切な事だと思います。
大雪によるカーポート被害
大雪の被害では下の写真のようにカーポートが倒れてしまうケースが多くありました。
関東南部では積雪20cmを想定したカーポートが一般的に主流だったこともあり、この様な大雪に対して備えをと考えることは皆無に等しかったのです。
そして、解体はすぐに出来ても資材の発注が半年待ちなんてことも。
カーポートを建替える際に、サポートを付けたり積雪量40cmや60cmへグレードをあげたりするお客様も多かったです。
カーポートやテラスで使用されるアクリル板は定価20000円程もするため保険適用の効かない契約プランの火災保険に入っていた方は4.5枚張り替えるだけでも相当の金額で修繕工事をされたことでしょう。
保険適用には知識が必要
自然災害に対しては20万フランチャイズという契約の方も多くいて、保険の知識の無い中で申請をしても結果、保険が認定されることは無かったという話も聞きました。火災保険の申請においては蓄積された経験と知識が絶対的に必要となります。