豪雪が来る前の点検と対策

日本では国土の半数以上の地域が豪雪地帯と言われていて、近年では関東地方でも大雪による被害が相次いでいます。

滅多に雪が降らない地域では雪による被害を想定した家屋の作りになっていません。
その上、雪かき用のスコップや車のタイヤチェーン等、雪を想定していない分、事前に何も対策しておらず様々な被害に陥うといケースもあります。

どのような被害があるかを知った上で雪に慣れていない地域でも事前にすべき対策を考えて行きましょう。

豪雪による被害

雪崩被害

雪崩災害は1月から4月を中心に全国で2万箇所以上に雪崩の 危険があり、 集落や山間部の他にスキー場や観光地といった様々な場所で発 生しています。

発生しやすい場所

  • 急な斜面や落石注意の標識が設置してある場所

  • 低木林やまばらな植生の斜面

上記2点が特に危険とされています。

雪崩の種類

表層雪崩

低気温で降雪が続く1月から2月の極寒期に最大時速200Kmのスピードで古い積雪の上に降り積もった新雪が広範囲に滑り落ちる。

全層雪崩

気温が上昇する3月から4月の春先や気温上昇時に多く、斜面の 固く重たい雪が地表面を40kmから80Kmくらいの速度でずっし りと流れるように滑り落ちる。

気温や時期によって起きる雪崩の種類が変わってきますので暖かくなってきても注意が必要です。

除雪中被害

平成28年の大雪による人的被害の7割は 除雪中の事故の様です。

雪下ろしのため屋根に登る際に 梯子が転倒する事故や屋根の上から転落する事故 屋根等上空からの落雪による事故、 雪捨ての際に水路へ転落する事故、 除雪機に巻き込まれる事故、 除雪作業中の発作による事故 など様々な被害が確認されています。

また空き家となっている家屋で除雪が行われず危険な状態になっ ている場合は市町村にご相談して頂く事が賢明かと思います。

雪道での被害(車)

降雪が1cm以上あり、雪が降った後早い時間に形成される圧雪 やアイスバーンやブラックアイスバーンは非常に滑りやすく雪 道による事故につながりやすいです。

また信号の交差点や橋げた、トンネルの出入口も非常に滑りや すく注意が必要です。 路面凍結の他に視覚不良による視程障害による事故も多いと言 われています。

雪道での被害(歩行中)

歩行中による転倒、横転や屋根等からの落雪による事故が多い です。

また横断歩道の白線の上や車の出入りがある歩道、バス やタクシーの乗り場、坂道、ロードヒーティングの切れ目など がより滑りやすいと言われています。

その他以下のような被害、交通の影響などが考えられます。

床下浸水

側溝に雪がつまり排水が溢れた為。

家屋損壊

雪の荷重による損壊。

停電

倒木による電線の断線による停電。

断水

停電に伴うポンプの停止による断水

通信

回線の不通となる障害(停波)

放送関係

サービス中断

道路

被災や雪で通行止めになることも

交通機関

運休休止や運転休止区間を設けるなど

航海

欠航

交通や停電、断水また放送、通信関係の損害は運行や復旧を待つことで解決できることがほとんどですが、極寒の中停電に陥ってしまったり、帰宅難民となってしまったり普段、当たり前のように使用している物や交通が、使用できなくなってしまう事があります。

また雪害による家屋の損壊、主に屋根、雨樋、サイクルポート、カーポートなどが雪の重荷によって損壊したり、屋根から雨漏りや瓦、板金やアンテナの落下など屋根に積もる雪による様々な損害被害が生まれてきます。

損壊してしまうと修理するまでに時間や費用が掛かってしまう事も多々あります。

これらのことをふまえてここからは事前に出来る対策について 考えていきましょう。

災害対策

雪崩

気象庁が発表する「雪崩注意報」やお住まいの都道府県又は市 町村のホームページで危険箇所を確認する又は自治体から発信 される情報などを確認するとよいでしょう

交通機関

事業所や学校などに通勤、通学している人やご自宅から離れた 距離で交通機関が停止してしまうと、安易に徒歩で帰れず帰宅 難民となってしまうことがあります。そんな時の為に《東京都 防災ホームページリンク》に役立つ情報が掲載されていますの で事前に確認しておきましょう。

停電・断水

雪害による影響で停止してしまった場合はとにかく寒さを凌げる物が必要になります。

  • 使い捨てカイロ
  • アルミシート
  • 石油ストーブ
  • 防寒シート
  • アウトドア用の衣類
  • 寝袋など

また安全確保のため

  • 懐中電灯
  • ランタン

情報収集手段として

  • 乾電池式充電器
  • ラジオ

なども用意しておきましょう。

飲食もカセットコンロがあれば便利ですが、なければ温めずに 食べられる物、水は必要になります!

他には

  • 簡易トイレ
  • 新聞紙
  • ビニール袋
  • ごみ袋
  • ウェット ティッシュ

などあると便利でしょう。

人的被害対策

前述の通り、除雪中の事故が人的被害の7割を占めるだけに除 雪中の事故の防止ポイントを確認しましょう。

  1. 屋根からの転落→安全帯・命綱・ヘルメットなどの着用する (事前点検もお忘れなく!) 滑りにくい靴を履く。スノーダンプは小回りの利くものを準備 しましょう!
  2. 屋根からの落雪→携帯電話を持ち、家族や近隣に知らせておきましょう。また新雪や晴天の日は雪溶けに注意しましょう!

  3. 水路への転落→水路へ雪を捨てる際は滑らないように注意しましょう!
  4. 除雪作業中突然の発作→除雪作業はとても体力を消耗します。
    疲労時などは作業を中断して突然の発作が起こらないように注 意しましょう!
  5. 除雪機に巻き込まれる→雪詰まりなど処理の際にはエンジン を必ず切るように注意しましょう!
  6. その他→梯子は必ず固定する。梯子から屋根への移動時は特 に注意しましょう!
    建物の周りには雪を残して雪下ろしをしま しょう。低い屋根でも油断禁物です!

※首相官邸HPを基に編集作成。
資料:内閣府災害予防担当/国土交通省国土政策局地方振興課

雪道(車)

運転者が雪道の危険性や危険な場所をしっかりと把握したうえ で細心の注意と確認が必要不可欠! またタイヤのチェーンやスタットレスタイヤなど車の滑り防止 対策も冬なったら必ず準備しておくとよいでしょう。

  • タイヤチェーン・ジャッキ
  • 牽引用ロープ
  • 工具
  • ブースターケーブル
  • スノーヘルパー
  • 防寒具・雨具・長靴・作業衣類・手袋・軍手
  • タオル・着替え
  • 毛布・使い捨てカイロ
  • スペアタイヤ(冬道用タイヤ)
  • 滑り止め用砂
  • 除雪用ブラシ
  • 停止表示板
  • スコップ
  • 発煙筒
  • 旗(目立つ色の布)
  • 非常用の水・食料
  • 懐中電灯(電池)
  • ラジオ

首相官邸HPより引用

冬場、又は雪の降る地域にお出かけの際には、上記の物品も車に乗せておくと良いでしょう。

雪道(歩行中)

滑りやすいので靴底が滑りにくい靴を選び、小さい歩幅で足元 を確認しながら歩きましょう。

転んだ時の怪我予防に帽子、手袋などを身につけるなどの工夫 をしましょう。

また暖かい日などは雪解けで頭上に雪が落ちてくることもあり ますので歩く先の屋根なども確認しながら慎重に進むことがよ いでしょう。

物的被害対策

サイクルポート・カーポート

サイクルポートやカーポートの上に積雪があった場合 水をかけて溶かそうと考える方がいらっしゃいますが、雪が水 を含んでさらに重くなりカーポートなどが変形してしまう原因 になりますのでおすすめできません。

屋根の上に乗っての作業や脚立を使っての雪下ろしも足場が不 安定のため危険です。 カーポートなどの雪下ろしは持ち手の長い専用の雪下ろしを使っ た方が良いでしょう。

屋根

雪止めの重要性

雪止めとは屋根に降り積もった雪が落下しづらいよう屋根に設 置されているものです。

豪雪地帯などでは雪が屋根に留まると危険だったり 下に雪が落ちても大丈夫な造りになっていることで雪止めがつ いていない屋根も多いですが 建物が密集している地域では雪止めがあった方が良い場合が多 いです。

雪止めがなかったり屋根の広さに見合った数がついていないと 雪が一気に落下する危険があり雨樋や下にある車や自転車、お 隣の家のものなどが壊れてしまうトラブルにつながります。
最近では雪が滑りやすい太陽光パネルの普及により屋根からの 落雪被害が多く見られます。

太陽光パネルを設置している屋根用の雪止めもありますので ご自宅の屋根の雪止めを事前に確認してみると良いでしょう。

まとめ

普段あまり雪が降らない地域でも、いつどんな被害に見舞われ るかわかりません。

急な大雪に慌てないよう、事前に出来る対策をしておきましょう!

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