漂流を開始した1兆トンの南極氷山

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今年の1月、米国航空宇宙局(NASA)は南極にあるラーセンC棚氷(たなごおり:陸上の氷河などが海にせり出した状態)に大きな亀裂を発見し、「もしこれが崩壊して漂流を始めたら、史上最大級の巨大氷山となる」と発表しました。そしてこの9月、巨大氷山はついに棚氷から分離されて漂流を開始したことが確認されました。

面積は三重県とほぼ同じ5800平方キロ、重さは1兆トンと推定されており、まさに観測記録を塗り替える巨大氷山であることが判明しました。この氷山が、今後どのような進路を取って漂流していくのか、航海の安全を心配する向きからも注目を集めています。

地球温暖化との関係は

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棚氷から分離した巨大氷山。右は氷山が完全に分離されたことを示す熱画像。 (2017.9.16 NASA)

「海の氷山が融けると海面が上昇する」というのは事実ではありません。

もともと海に浮いている氷山がすべて融けても海水面に影響を与えないのは、コップの水に浮いた氷が融けても水があふれないのと同じです。

この巨大氷山も、大半が海に浮いた状態であったため、新たに海水面を上昇させる心配はないのです。

しかし南極は大陸ですから、この氷山が流れていったあと、大陸の土の上にあった氷が海に滑り落ちるようなことになれば、海面の上昇は避けられません。
ラーセンC棚氷が現在せき止めている大陸の氷すべてが海に入れば、それだけで海面は10センチも上昇すると推計されているのです。

海水面が上昇する最大の原因は地球温暖化による海水の熱膨脹と考えられています。

つまり温室効果ガスの蓄積により、気温が上昇することで海水温も上昇し、膨張して体積を増やすのです。

地球温暖化との関係は証明されておりませんが、世界中で異常気象が観測されています。半乾燥地域の砂漠化、集中的な降雨の増加、積雪や凍土の縮小、森の衰退など・・・。

雨漏りや雨どいの破損にも火災保険

集中的な降雨の増加は日本でも経験されています。今まで降水量が多かった地域ではなくても、驚くような大きな風水害がしばしば起こるようになりました。

水害の経験が少なかった地域の方は、火災保険で水害の保証が可能だということを、あまりご存じないかもしれません。

火災保険は火災だけでなく、風水害や落雷、そして屋根の雨漏りや雨どいの破損など、小規模な損害の補償にも役立ちます。

火災保険は、自然災害や事故が原因で起こった住宅損害の多くを補償する、住まいの保険なのです。

※火災保険の補償範囲は保険会社や保険のタイプによって異なります。