77人を犠牲にした広島土砂災害から3年

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激しい豪雨や落雷など、この夏も全国で自然災害が起こっています。そんな中の8月20日、広島市では小学校などを借りて、3年前の土砂災害の犠牲となった人たちを追悼する行事が、しめやかに行われました。

2014年8月20日の未明、広島市の北部では局地的にものすごい勢いで雨が降りました。そして大規模な土石流が起こり、山沿いに開発された住宅地を呑み込んだのです。流れ込んだ大量の土砂や崩れた家の下敷きになるなどして、77人の命が失われました。

時速144キロの土石流が

被害の中心となった八木3丁目は、もともと複数回の土石流によって形成された扇状地であり、土砂災害危険渓流にも指定されていました。

実際、このときの豪雨でも、土石流は少なくとも3回発生し、それが流れ下る瞬間最高速度は時速144kmに達した可能性があると報告されています。

あれから3年、被災地には砂防えん堤が数多く完成しました。二次災害の防止などのために、特に被害が大きかった25か所に、国が巨大な砂防ダムを緊急事業として整備したのです。

こういったハード面の強化によって、いっときはこの場所を離れていた住民の方々も、少しずつ戻りつつあるようです。

「ずっと昔に起こったことのような気がする。でも実際に大雨が降ると、いまでも気になる」という住民に代表されるように、心の傷は、まだ癒えたとはいえないようです。

被災地では、住宅の再建をあきらめたり、災害への不安から移転した人も多く、更地が点在しています。

その一方では、「被災の経験も風化が進んでおり、ことしも避難勧告が出たのに、非難しない人がいる」と、住民ごとに危機感の温度差が出てきたことを指摘する自治会関係者もおられました。

自然災害による家の破損は火災保険で

集中豪雨があっても、自分の家が川のそばや傾斜地になければ、必要以上に心配することはないのかもしれません。

しかし、比較的小さな自然災害は、どこの家にも起こる可能性があります。

たとえば屋根からの雨漏りや、雨どいの破損。
災害としては「小さい」のかもしれませんが、これを自費で修理するとなると、大きな出費を覚悟しなければなりません。

火災保険に入っていれば、水害も、強風や落雷による被害も補償の対象になることをご存じですか。
火災保険は、自然災害や事故が原因で起こった住宅の損害の多くを補償する、住まいの保険なのです。

※火災保険の補償範囲は保険会社や保険のタイプによって異なります。