台風の被害を補償してくれる保険は?

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今年の7月21日に発生した台風5号は、迷走をくり返しながら日本に上陸した後、近畿から東北へと本州を縦断するコースを取り、8月9日に温帯低気圧に変わってからも東北地方に大量の雨を降らせました。

台風としての在位期間は18日と18時間もあり、長寿台風の長さとしては実に史上3位にランクされます。

広範囲に風雨をもたらし、河川の堤防を決壊させるなど、多くの水害を起こした雨型台風となりました。

水害はどこでも起こる

秋の台風がほぼ一定の経路を維持して北上するのに対し、夏の台風は著しく不規則な進路をたどり、迷走することが多いため長寿となる傾向があり、被害も大きくなりがちです。

台風が頻繁に通過する西日本に比べ、北陸や東北、北海道などの北日本に上陸した場合、住民は短時間に集中する雨にも、それが原因で起こる河川の氾濫にも慣れていないため、さらに大きな被害を受けます。

この台風5号でも、石川県小松市の梯川(かけはしがわ)が氾濫寸前の状態となって1万人以上に避難勧告が出され、加賀市ではアパートやコインランドリーなどが床下浸水し、住人は玄関まで押し寄せた水をかき出す作業に追われました。

また勢力が衰え、温帯低気圧に変わってからも東北に大雨を降らせたため、岩手県では釜石市などに土砂災害警戒情報が出て、市内全域の3万人以上を対象に避難準備・高齢者等避難開始を指示、小学校の体育館などに避難した住民たちは、眠れぬ夜を過ごしました。

人的な被害は少なかったものの、床や壁の冠水、屋根や雨どいの破損を始め、住宅の損害が目立った台風となりました。

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迷走した台風5号(気象庁資料2017より)

台風被害を補償する保険は

さて、台風による水害や強風で家屋に被害が生じたとき、どんな保険に入っていれば補償されるのでしょう。

じつはほとんどの火災保険で水害も、強風や落雷による被害も補償の対象になります。

火と水では正反対のイメージがあるので、火災保険で水害は補償されないと思い込んで、自費で壊れた雨どいや屋根のリフォームをしたり、泥水に浸かった畳替えを注文したりする人がおられますが、実にもったいないことです。

火災保険は、自然災害や事故が原因で起こった住宅の損害の多くを補償する、住まいの保険なのです。

※火災保険の補償範囲は保険会社や保険のタイプによって異なります。