地域によって違う住宅の違い

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同じような家でも実はその地域ごとに特徴というのがあります。日本には四季があるほか地域ごとに決められている建築物の基準や法律も異なっていているため、今住んでいる地域では当たり前な家の特徴もまったく別の地域に行けばそれ自体がないなんてこともよくある話です。

地域ごとの住宅の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。

日本の地域の住宅の違い

北海道・東北地方の住宅の特徴

例えば、北海道や東北のほうの豪雪地帯では、高気密高断熱の作りの住宅が基本です。また雪が屋根に蓄積すると、家屋倒壊の危険があるため屋根も平べったい陸屋根は取り入れ られていません。1階部分が地上よりも高く作られていることが多く、雪が積もっても家への出入りができ るようになっています。床暖房が完備されている家も多く、豪雪での停電のことも考えて暖炉などを使用している 家が多いのが特徴です。

東京都の住宅の特徴

東京都は日本の中でも言わずと知れた土地の高い地域です。そのためごく小住宅が多いのが特徴です。また一戸建てに住む人よりもマンションに住む人が多いのも東京都ならではです。

家の特徴としては防音設備の整った家を好む傾向にあります。これはやはり住民が常に騒音に悩まされているというのが一つの原因で、快適な家づくりには欠かせないポイントです。また土地が狭い分、3階建てなどの住宅を建てる家も多く、いかに狭いスペースを有効活用できるかというノウハウが凝縮されています。

東海・近畿の住宅の特徴

寒暖差の激しいこの地域では、夏の暑さに照準を当てて住宅を建てる傾向にあります。高気密高断熱の家にしてしまうと、夏の暑さを乗り切るのが大変になってしまうからです。

風通しを良くするために窓が大きな家が多く、ファンなどを設置して外気が取り込め安くなっています。また土地的に水害が多い地位でもあるので、基礎工事を徹底的に行う住宅がほとんどです。それ以外では比較的特徴も少ない家が多く、個性のあふれる住宅がたくさんあります。

四国地方の住宅の特徴

日本の中でも温暖な気候で自然災害も少ないのが四国地方です。夏の暑さはカラッとしていて、冬の寒さもそれほど寒くないという特徴があります。そのため木造、鉄筋、コンクリートなど様々なつくりの家が見られます。大きな駐車場付きの家が多くなっています。

九州地方の住宅の特徴

九州も四国同様、温暖な気候の地域で様々なタイプの住宅が入り混じっています。ただ九州は火山が多く、そういった地域では噴石や噴煙など万が一に備えた住宅設備の整った家が多くなっています。またシロアリが発生しやすい地域でもあり、木造の建造物よりも鉄筋の住宅のほうが好まれる傾向にあります。

沖縄の住宅の特徴

沖縄は日本の中でも独特な文化を気付いてきた地域です。最近でこそ住宅もほかの地域と見た目では変わらないほど似てきてはいますが、それでもまだまだ沖縄ならではの特徴を 多く持っています。沖縄の住宅では平屋建ての家が好まれる傾向にあり、台風対策でコンクリートの建物が多いのが特徴です。

また温暖な気候だからこそ、風通しを考えて設計されている家が多く、沖縄の伝統的な石垣などを取り入れた住宅も多くあります。家の中もご近所とのつながりを大切にする沖縄らしく、大勢の人が集まれる部屋があったり、ゲストルームがあったりする構造の住宅に住んでいる人も多くいます。

住宅はその地域で昔からなじんできた家の特徴が現代でも残っている

同じ日本であっても地域ごとにそれぞれ住宅の特徴は異なるものです。昔からその地域で信じられてきた風習や神事なども住宅には取り入れられていて、地域ごとに特徴も出ています。 法律的に地域ごとに許可される建造物の制限は確かにありますが、それよりもその地域地域で重んじられてきた家の特徴のほうが強く根付いているような気がします。