地域によってみられる自然災害

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ここ数年は毎年のようにニュースで取り上げられる自然災害。今年も集中豪雨や台風、豪雪、火山の噴火、地震などなど自然災害が各地でいくつも起き、様々な影響を受けました。

一概に絶対こういう傾向とは言い切れませんが、この自然災害には地域ごとの特徴も全くないわけではありません。そんな地域によってみられる自然災害について考えていきましょう。

地域ごとの特徴

まず、地域ごとにどういった特徴があるのかを考えるにあたって、絶対に外せないのが気候の違いです。 ご存じのとおり、日本の北東では冬には雪が降る豪雪地帯です。それとは逆に南のほうでは雪が全く降らない熱帯、温暖な気候が特徴です。

この特徴は温暖化現象が進んで年々地球の温度が上がっていても、あまり変わらないポイントで自然災害を考えるときにも重要になります。

気候の違いから起きる気象災害

ほとんどの自然災害は気候の違いから起きるものです。ゲリラ豪雨や集中豪雨などによる 洪水や大雪、強風や竜巻などの風害、雨を伴う台風、雷が気象災害といわれるものです。

集中豪雨・ゲリラ豪雨

集中豪雨やゲリラ豪雨などは大気が不安定な時に発生する局地的な大雨のことで、夏から秋にかけて多く、盆地や山間部などで起きやすいものです。記憶に新しいところでは東日本豪雨災害や広島での土砂災害も集中豪雨やゲリラ豪雨がもとになったものです。

集 中豪雨やゲリラ豪雨で怖いのは大雨によって川が氾濫してしまい洪水が起きたり、水分を含みすぎた山が土砂災害を引き起こしてしまったりすることです。川や 山のない都心のようなところでもアスファルトによって道路が川のように浸水してしまい洪水が起こることがあります。 日本各地で起こりやすい災害ですが、低気圧と高気圧がぶつかりやすい本島が最も起きやすい地域だと考えられています。

豪雪

雪 による被害は特に日本の北東で起きやすい災害です。日本では実に国土の3分の1が豪雪地帯ということもあり、毎年その被害が出ています。雪の被害が恐ろしいのは単に冷たいということばかりではなく、水分を含んだ雪の重さが建物を崩壊させ たり、農業への被害を出させたり、道路を封鎖したりしてしまうことです。

それにより集落の孤立や住宅内での閉じ込め、除雪中の事故による死亡なども報告されています。温暖化の影響で、年々雪の量も増えてきていてその被害も拡大しています。ほかの自然災害と異なり、冬の間ずっと悩まされることもある災害になります。

強風・竜巻・台風

強 風や、竜巻、台風は日本中で起こりうる災害ですが、特に日本の南から本島にかけて起こりやすい災害です。風の影響は熱帯性低気圧に伴うもので、建物を吹き 飛ばしてしまったり樹木の倒壊や停電などを巻き起こしてしまったりすることもあります。また沿岸部で は風の影響で高波や海水による浸水などが発生してしまうこともあります。

温暖化の影響で、年々台風や竜巻による被害は増えていて、今まではあまり強風などの影 響が少なかった北のほうでも災害が起きることが増えてきました。比較的夏から秋にかけて発生しやすいものですが、突発性の強風などもありまさに予測不 可能な災害でもあります。

雨 が降ると発生しやすいと考えられているのが雷です。それほどまだ災害報告は上がっていませんが、温暖化の影響で年々その被害件数も増えていて、注意すべき 災害でもありま す。雷は一年中発生するもので、夏の雷は特に関東や中部、近畿地方で午後に発生しやすく、冬の雷は日本海沿岸で昼夜を問わず発生しやすくなっています。

雷の恐ろしいところは落雷で、人に直接落ちてしまったり、電気機器や通信機器を通して人を感電させて死に至らしめてしまったりすることがあることです。 また急激な電圧の変化により停電などが長時間に渡って発生してしまうこともあります

土地の特徴から起こる地象災害

その土地特有の理由から発生してしまう自然災害を地象災害といいます。これは地震や津波、土砂災害、火山などがありますが、それらの原因はその土地に由来しているので発生個所が絞られる災害です。

地震・津波

予 測不可能な自然災害で、地球を覆ういくつかのプレートがズレて動くことで発生してしまうのが地震です。プレートの上でだけ災害が起こるわけではなく、広範囲にわたり被害が出るものなので、特に様々なプレートが入り混じっている日本ではどこだと地震が発生しないといえないものです。

地震が起きると誘発されてさまざまな自然災害が起きやすく、津波や火災、土砂災害、建 物の崩落などなどありとあらゆる災害を引き起こしてしまいます。特に沿岸地域では津波の被害を受けやすく、また津波が川を遡って河川付近でも災害が起 きてしまうことがあります。

土砂災害

土 砂災害は豪雨や地震などで誘発されやすい災害ですが、山の傾斜地などがある地域では 特に気を付けるべき災害です。日本はもともと山が多く、土砂災害が起きやすい国です。 最近では、山面を削ったり埋立地にしたりと地盤が弱い地域も多く、少しの雨などでも土砂が起こってしまうことがあります。

土砂災害に関しては一概に自然災害だけとは言えないところもあり、人災だと考える人もいますが、日本中どこでも発生しやすい災害で毎年発生しているので常に警戒しておくこ とが肝心です。

火山現象

日本には火山が多く、その被害も火山のある地域では定期的に発生しているところもあります。火山による災害には、噴石、火砕流、火山泥流、溶岩流、火山灰、火山ガスなどがあります。

被害地域も火山のある山の麓が中心ではありますが、火山の大きさ、噴火の大きさなどに よっては山の麓以外にも被害が出ることがあります。また火山灰が蓄積したところに雨が降ることで土砂災害などが誘発されることもあります。

火山ガスによる人体への被害も大きく、噴火の予測がつかないこともあるのでいつ起きる かわからない災害でもあります。

地域によってみられる自然災害でも、完全に分けることは難しい

地 域によってさまざまな自然災害が起こりますが、どこの地域では絶対に発生しないというものがほとんどないのが自然災害です。数年前までは起きなかったような自然災害も、温暖化などの影響を受けて各地で起こることも増えてきました。また火山のような地象現象でも全く火山のない地域でも被害がでることもあり、どこの地域だから被害がないと分けるのも難しいのが自然災害ではないでしょうか。

自分の住んでいる地域の情報を知ることはもちろん、重要な安全対策ですが加えて、起こりえないようなことが起きることも想定して日ごろから備えておくことは非常に重要です。