在来工法と2×4について

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人生の中で一番大きい買い物と言っても過言ではない住宅購入ですが、住宅購入の際に気になる「在来工法」と「2×4工法」の違いや、メリット・デメリットについてご紹介致します。

在来工法と2×4の違いやメリット・デメリット

まず初めに在来工法や2×4工法とはどのような工法なのかをご説明します。素人から見るとどちらも変わり無いように思いますが、まったく別物とお考え下さい。

在来工法を選ぶか、2×4工法を選ぶかで様々な選択肢の違いが現れます。

在来工法「木造軸組工法」

在来工法とは別名「木造軸組工法」とも呼ばれ、昔ながらの伝統的な住宅構造になります。在来工法は建物を柱・梁・筋交などを組み合わせ「軸」を作り支えています。

在来工法は、吹き抜けを作ったり間取りを大きくしたり、建物の形や細かい部分にまでこだわって作りたい方におすすめのでき、比較的自由な家づくりをしたい方に向いている工法となります。

1軒の工事期間は約3ヶ月~5ヶ月ほどとなっています。

在来工法のメリット

  • 業者を選ぶことができる
  • 開口部や間取りの自由度が高い
  • リフォームがしやすい
  • 土地を有効に使える

在来工法は多くの建設業者が対応できるため、業者の選択肢が多いことが1つのメリットと言えます。また、柱・梁・筋交いで建物を支えていますので開口部や間取りなどが比較的自由に設計することが可能になります。

将来的に大型のリフォームをする場合は、2×4工法の建物よりリフォームをしやすい点もメリットとなります。また、在来工法であれば狭い土地や複雑な土地であっても対応することが可能になります。

在来工法のデメリット

  • 大工の手間賃が高い
  • 工事期間が長い
  • 品質ににばらつきがある

在来工法のデメリットとして大工の手間賃が高いことや工事期間が長い事が挙げられます。2×4工法に比べ圧倒的に手作業が多いため、手間賃が高くなる場合があり工事期間も2×4工法より1ヶ月ほど長くなります。

また、大工の手作業が多く一定の技術も必要となるため、大工の技術により住宅の仕上がりに多少のばらつきがあることもデメリットと言えます。

2×4(ツーバイフォー)工法

2×4工法は別名「枠組み壁工法」とも呼ばれています。在来工法は柱・梁・筋交いで建物を支えているのですが、2×4工法は「壁」で建物を支えています。

2×4工法は壁で建物を支えているので、大きな開口や吹き抜け、複雑な形の土地などに対応することは難しく在来工法に比べ自由度が低くなってしまいます。しかし大きなメリットもあります。

1軒の工事期間は2ヶ月半~4ヶ月ほどと在来工法より1ヶ月ほど早くなっています。

2×4工法のメリット

  • 耐震・風に強い
  • 工期が短い
  • 品質にばらつきがない

2×4工法のメリットとしてこのようなことが挙げられます。2×4工法は壁が強く作られているので、在来工法より地震や強風などの災害に強いことがメリットと言えます。

また。ツーバイフォー工法は在来工法よりも現場での加工や手間が圧倒的に少ないことから工期(工事期間)が短く、部材もある程度完成したものを組み立てるだけなので家の仕上がりにもばらつきがないことがメリットと言えます。

2×4工法のデメリット

  • 間取りに制限がある
  • リフォームがしにくい

ツーバイフォー工法は、壁が柱や梁の代わりをしていますので壁のない広い間取りなどは建物の強度が落ちてしまうため難しくなっています。

また、将来的に間取り変更や内部の大型リフォームをする際に安易に壁を壊したりすることも強度の関係上難しいので在来工法に比べ自由度が低いのが最大のデメリットになります。

メリット・デメリット早見表
メリット デメリット
在来工法
  • 間取りなどの自由度が高い
  • リフォームがしやすい
  • 土地を有効に使える
  • 工事期間が長い
  • 手間賃が高くなることがある
  • 品質にばらつきがある
2×4工法
  • 耐震・強風に優れている
  • 工事期間が短い
  • 品質にばらつきがない
  • 間取りや開口の自由度が低い
  • リフォームがしにくい
  • 狭い土地には立てられないことが多い

在来工法と2×4工法の違いを理解できましたでしょうか?また、どちらの工法も耐久年数にさほど変わりはありません。

このようなことから、間取りや開口そのほか細かい部分までこだわってマイホームを作りたいかたや、将来的に家族構成が増え間取り変更のリフォームをする可能性がある方は「在来工法」がおすすめと言えます。

耐震・強風などの災害に強く、品質仕上がりのばらつきのなさや工事期間の短い工法を望むなら「2×4工法」がおすすめとなります。

人生で一番大きいお買い物となる住宅購入は、不動産会社や建設会社の方としっかりプランを練ることで後悔なくマイホームを手に入れることができます。今後のリフォームのことやその他ご自分が思い描いている生活を手に入れるため、在来工法か2×4工法かを選ぶことは非常に重要な事となります。